※ 画像は、バッタンバン市郊外に開いたワークショップ(工房)です。
ジャングルの中で木々に覆われて朽ちてしまっていた民家を手作りで改装して作業用の工房にしました。この工房を中心に、一度は大失敗に終わった地域社会作りを、ふたたび試みようと思います。タイヘ出稼ぎに出かけていた人々のうち少なくない人が、タイが軍事政権になったことをきっかけにバッタンバンに戻ってきていたので、一緒に働き始めました。
コットンの草木染めも上手くいったりいかなかったりですが、綿実やココナッツ、米ぬか、ニーム(薬木)、アボガド、ノニ、モリンガ、レモングラスなどなど、裏庭に自生している植物や歩いて集められる範囲内で原料を集め、工房内で絞って油にして石けん作りも始めました。
椰子の葉を使った袋も作っています。(13インチの薄型パソコンが入ります)
ココナッツのボタンやバナナの留め紐も手作りです。材料はバッタンバン州で取れるものだけを調達しています。
綿花の種取りと日本製のガラ紡で糸作りも始めました。内戦前は紡績工場があったバッタンバン。本当に小さな小さな紡績機ですが、内戦後に始めて紡績設備を復活できました。嬉しいです。
常夏の熱帯なのに、失敗の連続で冷や汗を流しながら新しい試みのスタートです^^;。
みなさんに励ましていただきながら、環境にできる限り負荷をかけないように細心の注意を払いながら、雇用創出によって相互に信頼のおける地域作りに取り組んでいきたいと思います。
古澤敦 拝 m(_ _)m
9月 24, 2014 6:10:15AM