【砂漠化を防ぐ農法】
* 動画は、CCCが栽培するコットンを収穫している様子です。

綿花畑に見えないと思います。いったん種を蒔いたらそのまま放置です。探しながら収穫しているので効率はとても悪いです。

でもこのやり方には大きなメリットがあります。

この農法は、肥料も農薬も殺虫剤、コットン栽培に不可欠の枯葉剤もまったく必要としません。収穫量は当然ながら低いです。

農業は森の模倣から始まりました。僕が森の中で数年間、農業について試行錯誤していました。その時に気がつきました。

森の中の果物には不作がないのです。

その理由をずっと考え続けました。畑らしく畝(うね)を作ってせっかく有機農法で育てても、大量のバッタに襲われてほとんどのコットンを食べ尽くされたこともありました。

そして、粗放的農法にたどり着きました。いわば「ほったらかし」なやり方です。原料であるコットンを大量に作らないという選択です。

この農法のメリットは、土地が砂漠化するリスクが極めて少ないことです。自然環境を汚すこともほとんどないと言えます。化学肥料や殺虫剤を大量に散布していると砂漠化の恐れがあります。

ましてや収穫時の効率化を求めて枯葉剤を散布すれば自然環境にも生産者にも多大な被害が及びます。実際に、世界中で農地の砂漠化が問題になっています。

5月 10, 2022 9:30:44AM