染色体26本のワタの種、いわゆる「洋綿」が、遺伝子組み換え体が含まれている可能性が高いことがわかったので、調べてみました。
東北コットンプロジェクトの畑がある宮城県では、遺伝子組み換え体が混入した綿は法律違反になると警告しています。すべての都道府県の掲示を調べましたが、こうした警告をウェブサイトに掲示しているのは全国で宮城県だけでした。
東北コットンプロジェクトのフェイスブックを見たら、2014年5月24の投稿で、今年は、ギリシアの種を蒔くと書いてあります。
またこのプロジェクトで製品を作っている企業さんの中には、今年の5月25日に産地不明の「綿毛の残る種」を種を蒔いたと記述があります。その企業さんの製品群と綿毛の残る種の形状から、ほぼ洋棉であると思います。
どちらにも、遺伝子組み換え体の分析を行ったという記載はありません。
この件について、6月26日に宮城県農産園芸環境課に問い合わせたところ、まだお答えはいただいていません。
同じ日に、東北コットンプロジェクトで「綿花種子の輸入、並びに綿花栽培技術サポート」を担当する企業さんに電話で問い合わせました。
電話での回答は「アメリカなどいろいろな種を輸入しています。いまは担当者がいないのでわかりません。後ほど電話にて連絡します」ということでしたが、まだご連絡をいただいておりません。
農林水産省の農産安全管理課審査官(組換え体管理指導班) のお話では、日本海時検定協会さんが無料で調べてくれるそうです。僕は知らなかったので、お金をたくさん使ってしまいました……(^^;)
http://www.nkkk.or.jp/foodanalysis/index.php#04
遺伝子工学と商業が結びつき、生命の根幹を変えてしまうことに、僕は恐れと怖れを感じています。
疾走するテクノロジーに基準や規制が追いつかないまま、遺伝子組み換え体のワタが綿産国だけでなく、日本に拡がっている可能性が高いのは確かなようです。
(終わり)