※ 画像は、タイで保存されてきた在来種の綿のタネです。

今年は種の確保に大変な思いをしてしまいました。これまでは、ベトナムのF1種(一代限り・First and Final )を購入していました。種まきが近づいてきたので購入しようと思い電話すると、「今年は作っていない」と言われてしまったのです。

すぐにインドに電話しましたが、お伝えしている通り、インドでは遺伝子組み換え種子が失敗したために、それ以外の種子がまったく足りていない状態です。遺伝子組み換え種子が95%のシェアを占めていたので、その影響はしばらく続くということです。

ベトナムの中部高原にも連絡しましたが、在来種はなし。ミャンマーもだめ。ラオスもだめ。うまく育たないだろうなと思いつつ、日本の三河地方の在来種をわずかに分けてもらう段取りをしているところに、タイの在来種がまだあるというお話をいただき、わけていただきました。

だいぶ、種のことについて調べたので、これから数回にわたって、種を取り巻く世界的な状況についてお伝えしたいと思います。生命の根源である種が、かなり危機的な状況にあることがわかってきました。

(続く)

8月 13, 2014 6:51:31AM