【草木染めの楽しさ③】
※ 画像は、染色された布です。

色合いはある程度はうまくいったなと思っていたのですが、落とし穴がありました。180センチで裁断をお願いしたのですが、できあがったものの長さがかなり違うのです。色によっては染まりにくいため何度もお湯につけるので縮んでしまったこともあります。それにしても長さが合わないので、解決方法を考えているところです。

職業訓練NGOの子どもたちも、いずれは民間企業で働くことになります。このような仕事のやり方だと、すぐに解雇されてしまいます。とはいえ、初等教育も十分に受けられなかったことを考えるとどうやって教えたらいいのかなと思案しているところです。日本人なら義務教育で習う色の三原色も初めて知った子どもたちなので、ひとつずつ根気よく覚えてもらうのがいいのかなと思っています。

裁断の方法については、「アイロン(熱源は木炭)で焦げないように伸ばしてから、丁寧にゆっくりと切りましょう」とだけ伝えました。もともと、縮む素材にしてもらうように紡績したのが僕ですので、僕もうまく裁断できるかどうか自信はないですね(^^;)

でんぷん糊を落とした状態の白は白で、さわやかな印象がありましたが、色がつくとなんだか楽しいです。確かに時間も手間もかかりますが、毎回、違う色に染め上がる偶然性もわくわくするものです。

(終わり)

7月 20, 2014 4:50:59AM