※ 画像は、中世のヨーロッパ人が想像した綿花の木を描いたものだそうです。

画像はWikipediaより。

【綿花と人の関係① 〜始まりはいつ?〜】

人と綿花の関わりはいつ頃からだったのか?いろいろ調べてみました。
かつて中世のヨーロッパ人の間に奇妙な噂が広まったそうです。その内容は、半分がヒツジで半分が直物という不思議な存在があるというものだったそうです。この話の発端は「ほらふきマンビレおじさん」という当時のフランス人によって書かれた旅行記だとされています。この噂は、1357年から1371年の間に北部フランスを中心にヨーロッパ各地に流布したと見られています。

当時のヨーロッパ人の間では、「信じがたい話」だと受け止められていたようですが、一部の裕福なローマ人とギリシア人は、アラブ人のラクダの隊商によってインドから運ばれてくるたいそう贅沢な産品があると認識していたという説もあります。

インド綿史では、少なくとも紀元前2300年のインダス文明の頃には、既に綿産業がインドにあったとされています。

また、まったく別の地域でも綿花の存在があったとされています。太平洋岸のチリやペルーでは、インカ帝国の時代には綿作があったと言うことです。

インドから西へと次第に綿花が広まったのは、まずエジプトとトルコだという説が有力です。一方、太平洋岸のコットンは、中米、カリブ海へと広がったようです。

(日本に伝わったのは、愛知県付近に西暦799年だと記録されています)

綿花は、古代のインド亜大陸と南米大陸という地球上のまったく異なる地域で栽培が始まったと点では、おおよそ研究者の意見も一致しているようです。当時、綿を身につけることができるのは、貴族階級など身分の高い極めて少数の人に限られていたという点でも一致しています。

1月 19, 2013 7:40:35PM