画像は、CCCの綿花を栽培しているクルタさんです。

クルタさんの自宅と畑は、タイ国境まですぐ近くのところにあります。近隣住民は、タイの建設労働のための出稼ぎで、バンコクの建設現場などで働いています。

今年の種蒔き様の種を運んでいった時に、ちょっとうれしいことがありました。自宅は立派な窓がつき、中古のミシンがありました。

僕は、クルタさんが作った綿花を契約書を交わして、国際市場の倍以上の価格で買い取っています。クルタさんは少しずつ貯金して、娘の内職用として日本製の中古のミシンを買ったということでした。

2011年に、綿花がそれまでの価格の4倍に高騰したことがありました。原料の綿花がそれだけ高くなれば、消費者が購入する商品も高くなるはずですが、実際にはほとんど影響はありませんでした。

コットン製品に占める綿花の割合は、本当にごくわずかなのです。綿花の買い取り価格を上げれば、貧困問題が解決したり、その地域の安全保障にもつながるきっかけになることも期待できます。

クルタさんが育てた綿花で作ったストールをお土産に持って行きましたが、自分が作ったものだということをイメージできないみたいでした。

クルタさん一家が成功モデルとなって、他の農家も戻ってきて、地雷だらけのこの地域ですが、村落共同体ができることができるといいなと思いながら、バッタンバン市街に戻りました。

7月 29, 2014 6:13:45AM